Search
Calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
New Entries
Recent Comment
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
美味探究 京都冬〜梁山泊編〜
0
    「関学食文化の会」で、お友達の料理研究家の程一彦さんを中心とした食事会が、京大の近くに「梁山泊」という有名な料亭で開かれ、参加してきました。
    「梁山泊」は、もう20年前にもなりますか、別の会で何度か訪れ、店主橋本憲一さんの料理に舌鼓を打ったものでした。橋本さんはまさに「天才」という二文字がぴったりの素晴らしい腕を持った方。その才能と卓越したセンスは、料理だけではなく文章や陶芸など芸術にも発揮されています。著書『包丁一本がんばったンねん!』は、1983年NHKでドラマ化もされたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
    今のこの店を造る時も「自分たちが理想とする空間を作り上げるには、設計士や工務店に頼むととんでもない費用が掛かる、それならば…」と奥様が直々に設計し、橋本さんが直接大工さんと相談しながら、理想の料亭に仕上げていったというこだわりの強さ。
     「越前竹人形」を書いた有名作家水上勉さんが前に住んでおられたそうで、その水上さんが一升瓶を下げて建設中の梁山泊に訪れ、大工さんと雑魚寝しながら見守って下さって店が出来上がっていった…というエピソードもあり、なるほど、細部にもこだわりと愛がいっぱい詰まっているのが、そこにいるだけで伝わる空間に仕上がっていました。
     「本当にいいものは自分たちの手で作ろう」という意気込みが感じられるこの「梁山泊」、もちろん天才、橋本料理人が作るお料理も超がつくほどの逸品ばかり!
     この場所に沸く井戸水の素晴らしさは、あのサントリーが「この水でお酒を造りたい」と申し出るほど良質なもので、その水で繊細に作られた蒟蒻料理の絶品な事! この蒟蒻はおかずとしてだけではなく、デザートとしても登場します。
     私は20年ぶりに彼と再会し、その料理を堪能しましたが、「やる人は、いつだってやるんだ」と、その確かな味わいを嬉しく感じました。
     また、今回は程さんと一緒ということで、普段は聞けない裏話などもお話しいただき、とても楽しく有意義な時間となったのでした。
     そして、この日は大雪。私は京都が白く染まる景色を楽しみながら、番傘をさして「梁山泊」の近くにある、日本唯一の金平糖専門店の老舗、「緑寿庵清水」にも寄りました。1847年創業という古い歴史。そして独自の製法により天然素材を加え、1種類を作るのに2週間以上かける、唯一無二の風味を味わえる金平糖は、清子内親王殿下(紀宮さま)と黒田慶樹さんがご結婚の際、披露宴の引き出物として選ばれたことでも有名です。
     今では店の雰囲気が少々観光化しているような気がして、昔のように少々古くて敷居の高さを感じるたたずまいの方が良かったかな…と個人的にはそんな感じも致しました。
    とはいえ、さすが伝統と歴史を頑なに守り抜く独特の土地、京都。一つ一つ、品そのもののグレードはしっかり守られているのだな…と感動を覚えました。
     今年も美味しさを求めて日本…いえ、世界への旅は続くのであります(笑)。私の好奇心と向学心は一生おさまらないようです!


    追伸
    先日、朝日放送・土曜日放送の「なんでもトラベラー」という番組が、我が正弁丹吾グループのシーホースで取材がありました。
    チュートリアル、ノンスタイルという吉本の若手芸人のひとたちが来て、楽しい一日でした。後日その模様はまた、「よしこ語録」にて
    4月2日深夜12:30〜テレビ朝日にて放送予定です。
    よろしければ皆様でご覧下さいませ。



    京大近くにあるこの有名店「梁山泊」は20年の月日を経て、
    手作りの館に生まれ変わっていました


    料理研究家、程一彦さんと「梁山泊」主人橋本さんと三人で地下の画廊にて…ここにも文化人としての橋本さんの凄さがそこここに!!ゆったりとステキな時間でした


    この素晴らしい料席(座敷)まで作り上げる芸術制!!
    人間の創造性が…やれば出来るという無限の可能性を感じた
    一日でした。


    金平糖の老舗「清水」も存分久しぶりでした。
    昔ながらの味に加え、コーヒーからサイダーまで
    老舗も限りなく今に残る!!
    そんなことを感じこの雪も昔降っていた気がして
    とても懐かしい一日でした
    posted by: shobentango | - | 03:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









    この記事のトラックバックURL
    トラックバック機能は終了しました。
    トラックバック