500名様位の大きなパーティーからお弁当まで、「ケータリング」とひとくくりには表せないほど多くの経験をさせていただきました。一日1000食のランチョンセミナーの数種類のどんぶり、3日間で1500食のサンドイッチ、桜の季節のお花見弁当、アフタヌーンティーパーティ……などなど、ケータリング事業を
「待ちの商いから出かける商いへ」
と豪語したものの、本当に不安で、身が引き締まる思いの新ビジネスでした。一回の食中毒ももちろん無く、お客様の「きれい!」「かわいい!」「おいしい!」という言葉を聞きたいばかりに、朝まで仕込みをし、そのままお客様のもとに走る時もあるという日々。そんな慌しさをくり返し、やっと「ケータリングという形式だからこそできることはなにか」が分かってきた今日このごろです。お客様においしい料理を運び、一時の「幸せ」をお届けできる喜びはもちろんですが、提供する私達にとってもサプライズの連続でした!
先日は、ある宅急便の業者様の早朝ビュッフェケータリングで、ベストサーブのシェフ、平川千麿は、涙があふれんばかりの経験を致しました。
その団体は、オーストラリア・メルボルンからのお客様で、なかには自家用機で来られている方もおられたそうです。
シェフの千麿は、明徳学園時代に、一年間メルボルンに留学していたこともあり、お客様とメルボルンのことで話が盛り上がったそうです。彼がいつもプレイしていたゴルフ場のオーナー社長がおられたり、彼の通っていた学校の校長先生の親友の方がおられたり、とても親近感のある話題で終始したパーティーだったようです。
彼いわく、「ケータリングは感動ビジネスと思っていたけど、本当やね」。
10年の月日を経て、高校生だった僕が、今ケータリングのシェフとして大阪でメルボルンの人達と再会できるなんて…。
またこのケータリングビジネスが、今年私たちに新しい挑戦のチャンスを与えてくれました。それは「マクロビオティック」というくくりのお料理のケータリングです。
知人で白血病を患っていた方の情報で、池田にある「オーガニックレストラン ばんまい」というお店も知り、その影響で私も朝食は長年玄米食です。しかし健康的なご飯、健康的なお野菜を食べていても、朝までお酒を飲んでいると、私のような肥満になるのはあたりまえですが(苦笑)……。
このマクロビオティックへの挑戦によって、いかに玄米が大切か、いかに産地の知れないお野菜が怖いか、調味料による体への害があるかを再確認するいい機会にもなりました。
このお弁当配達は、池田から東大阪、奈良法隆寺、福住、奈良市内を回り、また東大阪に…という一日200キロを走り回るという距離。2〜3年で新車が一台ダメになるほどだそうです。
実は、私はこの仕事に対して、お話を頂いた時には、
「なぜ6時から200キロもの配達に出るの?」
「年間を通して毎日配達してくれる人は見つかるの?」
などなど、私にとりましては、とても不安の多い案件でした。
この今までにない、慣れないケータリングを、三代目の一言で、私はすべての思いを引くことになりました。
その一言とは、
「きっちりとちゃんと誠意を尽くし、
身体によいお料理を作れば、
時間通りに配達すれば、
毎月決められた日に決められた売上が入ってくる幸せ。
今の時代は母上、これでいいのではないですか」
「僕は続けます!!」。
これを聞いて、「もう、彼に全面的に任せて良いかな」と思いました。
私は、既存店もケータリングも生き残りをかけて戦っている外食産業の今、質と味と調理をきちんとお届けできる店であり続けたいと思っています。
このお弁当を決めた三代目達に、心からエールを送り見守っていきたいとも思います。
以下のお野菜は今回改めてその特徴や効能を調べなおしました。
良い情報はこれからも探し続けたいと思っています。



