Search
Calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
New Entries
Recent Comment
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
ひとつのお弁当に心を込めて・・・
0
    私たちは、人にとって絶対必要な「食」の商売をしています。ランチやケータリング、お弁当、お仕事が終わった後の美味しい夕食、お酒のつまみ。「食べてくれる方」に様々な驚きと喜びを感じていただけるのが、この仕事の一番の醍醐味と言えます。
    この間も、頓珍館のお弁当が、素晴らしい奇跡を起こしました。
    肉じゃが、ひじき、焼き物…など、出来合いの物に頼らず、すべて手づくりにこだわっている頓珍館のお弁当は、おかずひとつひとつに、丁寧に心を込めて炊き上げます。
    結果多くの企業様のファンがついてきました。
    その日は12時から学会のVIPの方を招いての昼食会ということで、お馴染みのクライアント様から850円のお弁当250個と、3000円のお弁当の2個の注文がありました。
    この会社は、一度、神戸で昼食を食べながらのセミナーを開いた際、ケータリングの注文を頂いてからのお付き合いです。
    その時のご発注も、忘れもしません。なんとベストサーブのケータリング史上最高である「1,000人分の丼」だったのですから!
    1日に2種類の丼を計2日間、1,000人の方にお出ししなければいけませんでした。
    「時間に間に合うように。しかも、冷めないように」を考えると、スタッフは15人!
    ごはん係は5秒に1杯、リズムよく丼にご飯を入れていかねばなりません。後ろから見るとまるでサルサを躍っているかの如く軽快に手を動かしているように見えるのですが、なにせ1,000人分です。みんなの腕は腱鞘炎寸前。しかし、「美味しい!」というお客様の笑顔を見たい、という気持ちで腕の痛みを押さえ、おかげで大好評を得ることができました。そして、今回のお弁当の発注へと繋がったわけです。
    話は戻り、250人+2人分のお弁当を10時半に配達をするので、スタッフは仕込みのため、朝4時から厨房に入って、お弁当を作りをはじめました。
    喜んでくだされば…。そんな事を思い、車でうちの三代目(正弁丹吾グループ・平川千人)が片道40分の道を飛ばし、お弁当を配達したところ、担当の方がみるみる真っ青に。
    彼がその表情を瞬時に察知し、担当の方に聞いてみると、なんとVIPの方用のお弁当の数を間違えてしまったとの事! 本当は3個必要なところを、2個しか注文しなかったというのです。
    彼の口からは迷う間もなく、この言葉が飛び出しました。
    「あと1つですね。分かりました。急いでお届けします!」
     急いで店と連絡を取り、下ごしらえの指示を出し、もう一度店まで車を飛ばしました。今思えば「事故にでも遭っていたら、スピード違反で捕まっていたら……」と冷や汗ものですが、その時の彼の頭には、お弁当を届けて担当者の方を安心させたい、という事しか無かったのだと思います。
     店に帰りお弁当を詰め、再び車に飛び乗り、再び40分の道を走ります。そして、少しでも早く、早くと急いだ結果、なんと、食事予定の1分前にお弁当を無事届けることができたのです!
     彼も、この時は鳥肌が立つほど感動したそうです。担当者の方は
    「あなたのような業者、料理人は見たことが無い!」
    と興奮しておられたとのことです。
    私もこの話を聞いて、思わず涙が溢れました。
     思い起こせば、私のケータリングの始まりは小学校六年生の時。自分の卒業式のちらし寿司のお弁当づくりを手伝ったことでした。
    自分で自分の卒業式の弁当を徹夜で作って式に出る、あの時のすがすがしさは今でも決して忘れることのない感動の一ページなのです。
     ですから今回のことで、私の思い出が時を経て自分の子供に通じている気がして、余計に嬉しかったのかもしれません。
     これは、なにも彼が配達したから、というわけではないと思います。私の店のスタッフなら、誰でも同じ行動を取ったはずです。
    「無欲になり、お客様に喜んで頂くために日々精進すべし」
    この正弁丹吾グループの精神を、みんなそれぞれ感じ、きちんと受け継いでくれているのだと思うと、本当に胸がいっぱいになりました。
     私たちの商いは、食べものに髪の毛1本が入っているだけで吹っ飛んでしまうリスクの高い世界ですが、それに勝る多くの感動的なドラマが水面下で生まれています。スピード違反直前になりながら一つ足りないお弁当を届けるスタッフ。腱鞘炎覚悟で美味しい丼を作るスタッフ。しかし、こんな不器用なほどの一途な気持ちがあるからこそ、
    「ここに任せたら大丈夫」
    という信頼を勝ち取れたのかもしれません。
     なんて感動的なビジネスなのでしょう。
    まだまだ、わが青春、ここにあり!笑笑
     これからも、「たった一つ」の喜びに命をかけて、正弁丹吾グループは頑張りたいと思います!!
    皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。




    お弁当のオーダーもベストサーブからという事で、
    洋風のサフランライスが入ったものなどが好評です。


    このようにきれいな仕切りがあるお弁当も、
    今は人気です。



    生ものの入らないリッチなお弁当も、
    会議にはよく使われています。


    1000食の丼も過ぎてしまえば、
    楽しいばかりの思い出です。
    無事に終えたスタッフもホッと一息・・・
    posted by: shobentango | - | 01:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









    この記事のトラックバックURL
    http://yoshiko.shobentango.com/trackback/734314
    トラックバック