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おわら風の盆
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    久しい念願だった「おわら風の盆」を見てきました。
    10日過ぎた今も、目をとじればあの裏切りに満ちた越中おわら節の旋律がきこえ、哀しいまでに美しかった優雅な女踊りが瞼に浮かんできます。
    風の盆恋歌などで一躍有名になったこのお祭りには、人口わずか2万人ほどの山間にある静かな八尾の町に、毎年30万人もの観光客が訪れるそうです。
    そんなにも賑わう町の、年に一度の祭りながら、あの静けさは何だったのでしょう。
    ずっと昔、私は盒脅さんの小説「風の盆恋歌」を読んで以来、一度はこの目で風の盆を見てこようと思い続けてきました。もちろん若かった私は悲しい筋書きのストーリーに心から感動したのですが、それだけならこんなに長く「風の盆」が私の心の底に残っていたでしょうか。そして今、私なりにその謎がわかりかけてきたように思います。
    町流しといって、坂の多い通りを各町の踊り手たちが、哀愁を帯びた胡弓の音色とともに、おわらを踊りながら練り歩いていきます。
    色っぽく艶やかな女踊り、勇壮な男踊り、そして躍り手たちが輪を作って踊る輪踊り。
    私は幸運にも、東町ー西町ー今町ー下新町ー天満町ー福島・・・と行く先々でそれぞれ各支部のおわら踊りを見ることができました。息をつめて見つめている私の胸の中に、静かな感動が広がっていきました。恋愛小説の背景に流れていた風の盆の胡弓の調べこそが、私をついにここまでこさせた原点だったことに気がついたのです。
    この悲しいまでに人の心をえぐる胡弓の調べこそ、人間の心そのものではないか。土着の人達が生きていく人生のつらさ。失恋のつらさも肉親をなくしたつらさも、憎しみも苦しみも悲しみも、訴えるすべもない厳しい現実の生活を強いられてきた人たちが一年に一度だけ、この祭りの日に、町々を踊り歩きながら、すべての思いを捨てていく。そして新しく再生するのです。そんな思いでみていると、私には踊り手たちひとりひとりに、そしてそれを見ている観衆たちひとりひとりに、同じ心をもった人間としての親近感を覚え、ともに人間であることの喜び悲しみのいりまじった感情があふれて、つい涙ぐんでしまいました。そして、本当に来てよかった。それも若いころではなく、今になってきてよかった、とそう思いました。
    こんなに大きな感動をもらった「おわら風の盆」のすべての人たちに私の感謝を伝えたい。
    あのお澄み切った胡弓の調べに、心からの愛を添えて。――



    この地図にありますように全ての地域で
    それぞれの時間に踊ります


    これは「町家で観る」という交通公社の
    ツアーなるものがあり、家の前に椅子が
    並びそこで踊ってくれます
    私はこっそり横で立見!!を。


    町の各支部でどこを廻るのか〜
    どこで出会うのか〜
    わからない夜の祭りです
    町中がひとつのステージといえます


    町をまわっていますと神社なども
    ステージになっているところもあり・・・
    ライトアップされきれいに踊りが見えます

    posted by: shobentango | - | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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