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箱根の旅
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    さて、今月は9月のブログの、箱根の旅の続きを綴りたいと思います。
    箱根には有名な「彫刻の森美術館」があります。
    「彫刻の森美術館」は国内ではじめての野外美術館(オープンエアーミュージアム)。1969年に開館し、箱根の山々が望める7万m²の広大で緑豊かな庭園に、近・現代を代表する彫刻家の名作約120点が常設展示されています。野外彫刻はこの彫刻の森の一番の魅力であり、敷地には、100点あまりの近・現代を代表する名作が展示されています。
    私が圧倒されたのは、非常に巨大な『ミス・ブラックパワー』です。これは、ニキ・ド・サン・ファール(仏/1932-2002)という方の1968年の作品で、彫刻の森美術館の主要作品紹介によると
    「巨大な女性像<ナナ>シリーズのひとつ。極端に小さな頭と手足。カラフルなドレスとバックを持ち、大地にどっしりと立っています。生命の源としての女性の自信に満ちた、女性自身による宝かな女性賛歌の像です」
    と書いてありました。
    この『ミス・ブラックパワー』をはじめ、展示されている作品は、それぞれ野外彫刻ならではの高さと重量感で大迫力! しかも自然の中に置かれているので、時間・天候・季節によって見え方が違います。その中を、興味ある作品の前で足を止めたり、散策気分でのんびり歩いたり、とにかくいろんな楽しみ方ができて飽きることがありませんでした。
    この彫刻の森の中には世界有数のコレクション300点余りを順次公開している「ピカソ館」もあり、とても刺激的で心に残りました。
    現在日本において、ピカソの絵画、版画、素描、陶芸作品等が、一つの建物の中でまとまって常設展示されている場所はここだけだそうです。また、所蔵作品はたいへん貴重なものが多く、今まで知らなかったピカソの素顔をいろいろ発見できました。
    さすがに「天才」と言われるだけあって、ピカソは91歳で生涯を閉じるまで、私たち凡人などには理解しにくいような凄まじい生涯を送っているのですね…。作品にも幾人かの女性が相次いで登場しますが、アトリエの中には、1961年、彼が80歳の時最後の伴侶となったジャクリーヌ・ロックをモデルにした少しずつ手を加えた同じ絵が何枚もあるのです。これについて、ピカソの言葉に私は大感動しました。
    『作品を仕上げる?なんて馬鹿げたことを!』
    『一つのものを仕上げるとは、それを終えること、それを破壊すること、それからその魂を奪い去ること、それに“とどめ”を刺すということだ』
    作品は仕上げるものではない、それは魂を奪い去る事…! 逆に言えば、1つの作品はそうそう簡単にできない、ということなのですね。この言葉だけで箱根に来た意味があった、というくらいの衝撃と感動を覚えました。
    結局、ピカソ館を含め、私はなんと、約6時間彫刻の森美術館を楽しみました。 広大な自然とのんびりし、芸術と触れ合う…。これこそ、豊かな時間だなあ、と幸せに浸りました。NYやパリに行かなくとも、国内でこんなに楽しめる美術館があるのですね。日本はまだまだ深く、探り甲斐がありそうです。

    そして、箱根といえばもう一つ「冨士屋ホテル」。明治11年創業で、日本で初めての本格的なリゾートホテルとして開業した由緒ある宿です。外国人客専用のホテルであった時代や、戦後の進駐軍による接収時代を経験した富士屋ホテルには、外国人向けの様々な工夫が施され、それが絶妙な和洋折衷のモード感を醸し出し、独特の雰囲気となっています。かのヘレンケラー氏やチャーリー・チャップリン氏も泊まりに来たそうです。
    1997年に本館、一号館、二号館、アイリー、花御殿、食堂および菊華荘が、登録有形文化財に、2007年には本館、西洋館、食堂棟、花御殿、カスケードルームおよび厨房が、近代化産業遺産群「富士屋ホテルと箱根観光関連遺産」に認定されています。
    屋根をひとつ見るだけでも芸術的。この中にいるだけで感性がどんどん研ぎ澄まされていくような不思議な気持ちになりました。

    ぜひ、また訪れたい街、箱根。旅は絶対に何かを気付かせてくれますね。



    話には聞いていましたが、この広さに
    ひとり立ってみて思うこと!!
    すべての彫刻と違和感がないということ!
    立っている人、寝ている人、抱きあう人、
    人間のさまざまな姿がステキでした



    ピカソは91歳で生涯を閉じるまで、
    やはり凄まじい生涯を…
    80歳の最後の妻の作品に心うたれ…涙が。
    作品を仕上げず妻への愛を表現したのだと思いました



    ニキ・ド・サン・ファール(仏)という方の
    1968年の作品だとか。
    あまりのすごさに圧倒されました。
    50年近く前にすごい作品が…
    女性自身による女性賛歌の作品です



    この冨士屋ホテルは明治11年創業!!
    日本で初めての本格的リゾートホテルとして
    開業した由緒ある宿
    いつかお泊りで来てみたい宿の一つになりました
    posted by: shobentango | - | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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