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美味探究 宮崎の旅
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     9月に「ぶらり」宮崎県を旅して参りました。宮崎は40年以上前に一度訪れて以来、久々です。
     宮崎県には天孫降臨の神話の地として有名な高千穂があります。高千穂峰の頂上には天の逆矛が立っていて、天孫の邇邇藝命(ににぎのみこと)が、葦原の中国を治めるために天降(あまくだ)った伝説がかなり古くから残っている、まさに神秘の地。「神代国」とも言われているそうです。
     地域のあらゆるところに神を信仰する神楽が伝わっている事でも有名で、宮崎空港にも、時間とともに壁が開き、人形が神楽を踊るからくり時計が置いてありました。
    「ああ、神の国なんだなあ」と。
    11時を差すとともに神楽を披露する人形を見て、しみじみ思いました。
     私は空港内にある宮崎地鶏の炭火焼きの店に入り、まずは一杯飲んで一息つくことにしました。宮崎地鶏を扱う店は私が住む池田市にも見られる、まさに全国レベルの「味」となっています。しかし本場で食べる味はまた格別! 真っ黒に炭火で色づいた鶏の香ばしさはたまりません。
     さて、お腹がやっと落ち着いたところで、40年前に行った場所と同じ、日南海岸へと向かいました。
     目の前に広がる「鬼の洗濯板」と呼ばれる奇岩。約700万年前位に海中で出来た、砂岩と泥岩の重なる「水成岩」が波食によって洗われてやわらかい部分が削られ、巨大な洗濯板のような独特の形を作り出しています。
    そしてその風景を見て、もう一つ本当に驚きました。「何も変わっていない」のです、40年前と……!
    私は40年間、それはいろいろな経験を重ねてきたつもりなのですが、この岩達は前に訪れた時から全く変わらず、そのまんま、悠然とたたずんでいるように見えました。そして、多分、これから40年、いえ、400年経ってもこのままではないかと……。自然とは本当に凄い、そして人間とは何て儚いのだろう、と感じずにはいられませんでした。
     このように自然の偉大さを目の前にすると、日々生きている事、起きている事の小ささと対比することができて、私たちの小さな悩みが一気に洗い流されるような気が致しました。
     この「よしこ語録」でも何度か書きましたが、私は27歳から60歳まで、必ず年に一回奄美大島でダイビングをするのが定番でした。はじめて30〜40mの深さまで潜った時も、この鬼の洗濯岩を見たときと同じ感覚になったのです。当時、私は海の底に形作られた「崖」を見たのですが、これを遠くから客観的に見ると私なぞただの点に見えるのだろうなと。そして「私たちの存在」は何と小さいかと痛感したのを覚えています。
    どんなに疲れていても、この年一回の奄美大島のダイビングだけは欠かすことがなかったのは、大きな自然に浸かることで、私たちが考える幸不幸のレベルはなんとも小さい……という事を忘れないための特別な作業だと感じていたからかもしれません。私の中で「浄化」と呼んでいましたが、まさに心をリセットする、一年に一度の犢垰″だったのです。
    鬼の洗濯岩に話を戻しますが、もし何千年と生きる人がいて(もしも、です。笑)百年ごとにこの場所を訪れたとしても、きっと岩は何も変わっていない気がします。
    その雄々しい姿を見ていると、自分の過ごした時間は、「たかが40年」なんだと思いました。
    そして、私は長く勘定しても、後20年ほどで神様のところに行くことになると思うのですが、それまでに出来るだけ多くの喜怒哀楽を経験したい……。寄せては返す波とともに、深い願いと大きな感動が一気に押し寄せ、自然に涙が滲んできました。
     日南海岸からさらに視線を入り江の先を見ると、青島が見えました。ここには「青島神社」があり、昔は新婚旅行のメッカとして有名だったところです。本堂の近くある「祈りの古道」という絵馬のトンネルも独特の雰囲気で人気スポットなのだとか。
    そして、海幸・山幸の伝説の舞台で、神武天皇の父・鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)をお祀りしている鵜戸神宮も有名です。亀の形をした、霊石 亀石があり、その穴の中に運玉を投げ入れ、見事入ると願いが叶うといわれています。
    今回はホテルのあるシーガイアの近くだけ回る小さな旅でしたが、このような「神様の国」と言われる所以の名所を満喫できる機会があればまた来たいと思いました。
    とはいえ、今回見た風景と感動だけでも、私はじゅうぶん心の宝物。またホテルで美味しいかつおのタタキもいただくことができ、心も体も「おいしさ」に溢れた大満足の旅でした。


    40年ぶりに宮崎空港に。
    随分きれいな空港になっていたのに驚きました
    また神代の国ということで天孫降臨の神話をふと思いおこす
    神楽を踊る人形のからくり時計がお出迎えしてくれました



    この鬼の洗濯板!が40年の月日をへて何も変わらない!
    もしかしたらその波の型はあの時のままかもしれないと思うと
    やはり自然の強さを感じずにはいられません・・・


    この岩の前にたつことはもうないかもしれないと・・・
    しっかり写しておこうと思いました


    鬼の洗濯板の先にある青島神社!
    昔は新婚旅行のメッカだったそうです
    本堂の近くある「祈りの古道」という絵馬のトンネルも
    独特の雰囲気でした
    posted by: shobentango | - | 02:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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