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イエローストーン国立公園2012.08.15 Wednesday
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先日、アメリカのイエローストーン国立公園に行ってきました。
1872年に設定された世界初の国立公園で、モンタナ州・ワイオミング州・アイダホ州にまたがっているその広さは圧巻です! この土地には高山湖や川・間欠泉・沸騰している泥の池などがあり、これほど沢山の間欠泉を有するところは世界で他にないそうです。今まで体験した事のないスケールの大きな風景に、感動と興奮が沸きあがります。以前大感動したロバート・レッドフォードの「モンタナの風に抱かれて」という素晴らしい映画の世界が、まさにそのまま、そこにありました。
45分おきに忠実に吹き上がることから「オールドフェイスフル」と名付けられた世界最大級の間欠泉も見る事が出来ました。1959年の地震以来、吹き上がる時間が不正確になってしまったということですが、やはり神秘的。本自然の不思議さを感じずにはいられません。
その広さだけではなく、イエローストーンでは、他州では考えられない程様々な野生動物を見られます。グリズリーやブラックベア、オオカミ、マウンテンライオン、エルク、バイソン、プロングホーン、ムース、ビッグホーンシープ……多種多様な動物が、しかも、手を伸ばせば触れられるような距離をウロウロしているのです。
もちろんむやみに近づくと危険で、「25m以内には近づかないでください」という注意があるのですが、バッファローの近くまで行って、鋭い角で飛ばされた人が私が訪れる三日前にもあったといいます。
私の中で、このように自然の偉大さに触れるのは、とても大切な「儀式」なのです。
私は30数年前からスキューバーダイビングを始め、60歳まで年に一回必ず奄美大島を訪れ、海底にボンベを背負い潜っていました。そうすることで、社会にまみれ、どんどん溜まっていく「喜怒哀楽」を浄化しに行ったような気がしています。
やはり生きているといろんなことがあります。けれど、海の中で彷徨っていると、海にも谷があり山があり、気が遠くなるような地球の歴史が広がっています。そんな中、客観的に私を見たら、本当に豆粒みたいな小さな存在で、1年間抱えてきた喜怒哀楽や悩みなど、とてもちっぽけな事のように思えるのです。多分この海は、100年経っても、200年経っても変わらないだろうな……と。
この感覚を覚えておくために、1年に1回、なにがあってもこの海に来ようと決心し、毎年潜り続けました。子育ての頃は子どもを連れて、従業員たちとも一緒に。そして、それはついに主人が定年し、航空チケットの優待券を頂けなくなると同時に(笑)ピリオドを打つこととなりました。
それから6年後。現在私は66歳になりましたが、久々に大自然に抱かれ、心を浄化するこの爽やかな感動に包まれる事ができ、非常に意味のある旅行となりました。
この先、どれだけこのような大自然に抱かれる旅ができるかはわかりませんが、イエローストーンを巡る車の中、1mの近い距離にいるバッファローを見ながら、もう一度人生の締めくくりに、今を楽しみ、今の大切さに歩む習慣をつけて生きていこうと思った今回の旅でした。
イエローストーンのナショナルパーク入口で記念撮影!
友人の小林さんもステキですね・・・と。
ここに本文を記入してください。
すぐそこにバッファロー等がすぐそこに。
一緒に生活している感が大きな自然の中でゆったりと。車の中から写真を撮る私たちが檻の中(笑)
彼らが主役です
45分おきに吹き上がる「オールドフェイスフル」と名付けられた世界最大級の間欠泉!!
これを見るため皆車座になって時間まで待つのです
我が家の廊下に色あせた、30年近く前から貼ってあるパネル!!
私の思い出の中では奄美大島の海底が美しく、子育ての一ページもしっかりと残っているのです
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イエローストーン公園へも行かれたのですかぁ。
すごい。
昨日はどうもありがとうございました。
タカコバこと、キアスの小林です。
頓珍館(とんちんかん)のごちそうを、
ブログに載せました。
よろしければご覧くださいませ。
http://takacova.jugem.jp/?eid=1005| たかこば | 2012/09/04 4:12 PM |
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