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新メニュー登場!!2010.04.16 Friday
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4月も中旬に。桜の咲いて散る様子を見ていると、不思議と人生のさまざまな出来事が思い起こされます。
40年前の昭和45年、自社ビル(現在の麺料理ひら川のビル)を建てての独立。当時1階が正弁丹吾という寿司屋、2階が私の「甘党、辛党の店たんご」、3階がお座敷というこのビルを母と二人で切り盛りしてのスタートでした。「たんご」は、今の和風ファミリーレストランの走りのような店で、昼は定食や麺類を食べている人の横でカキ氷を食べている人がいる、夜はお鍋や刺身を食べているお客様の横でぜんざいを食べているお客様がいる、という風景もあたりまえ。
「けったいな店やなあ」
とよくお客様から言われたものです。
「たんご」の数あるお料理の中で「おままごと」というメニューには、私の原点があります。今ではどこのお店でもメニューに入っている、小さなお料理がたくさんのっているお膳のようなものです。おにぎりも天ぷらも3センチ程のミニサイズ。おひたしや酢の物などを小さなお猪口のような器に盛り付けたもの。
これらの食材が、まな板のような杉のお盆に、彩りよく盛り付けをしたもの。
お洒落でかわいいお料理の盛り合わせが「おままごと」。
料理のすべての原点はそこにありました。
2010年4月1日付で社長を長男の千人、専務を三男の千麿に引き継いだ今、彼らはお料理を本当にていねいに、素材や調味料を厳選したものでメニューを構成するようにまりました。レトルトを使うと、驚くほど簡単に色とりどりのメニューが構成できる今です。
「すべて手づくり、すべて店内仕込み」の中から生まれた「トマト鍋」もその一品です。私たちは、これからもお客様に喜んでいただける料理をお出しできるよう、お店が続く限り、惜しみなく努力していきたいと思っています。
ここでちょっと出来合いのものを使えばこの何時間は早帰りができるのに…。しかし、私たちの店は昔も今も「コツコツ」が基本。コツコツトントントントン、そんな音を感じながら、今回も良いメニューが生まれました。昨今多いご法事などに備えたお料理や、いろいろなお味が楽しめる定食など、8年ぶりにメニュー改正! カルト料理とおうどん以外は全部、リニューアルしています。定食などは同じお値段のまま、いろいろ、ちょっとずつを食べたい、というお客様のご要望に合わせた内容に衣替えをしました。
この挑戦がいつまでも続き、体に悪さをする添加物や食材を使わないお店として生き残れれば、この世紀、最大の不況の中、こんなに幸せなことはありません。
私ただ今、63歳、会長就任。
40年の商い人生、55年の飲食人生をかけて、
よいお料理が残る。
よい料理人が残る。
よい商人が残る。
そんなことを祈りつつ…。
「おままごと」に原点がある、このご膳もゼリーまでもが手作りという自信作!
頑張れ3代目!というメニューかもしれません。
「にぎわい膳」という、かご膳も、自家製麺のうどんがついて1500円、
はちょっと頑張りすぎのメニューかもしれません。
鰹がよくきいたおだしは、大阪を代表する銘店のレシピです。
今春また再登場の「トマト鍋」のスープも丁寧にしっかりと何時間もかけて引いています。
このようなカナッペにも飾り付けの繊細さが・・・
ベストサーブ(弊社ケータリング部門)が得意中の得意のお料理です
おままごとのように、丁寧に可愛くいっぱい飾って!
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10年前に 平川さんが出された本を 昨日 読みました 今だに お元気で
なによりです
神奈川県 大和市の図書館で たくさんの人に読まれて その本は がんばってます
| 義ちゃん | 2011/01/10 3:30 PM |
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