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池田料飲組合の旅…
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    創業80年になる正弁丹吾グループですが、その昔、寿司屋の組合に入っていて、寿司組合の旅は母が参加していたのを記憶しています。
     私は池田料理飲食組合の副会長という役目を仰せつかって数年になります。大阪外食産業協会(ORA)の旅は海外旅行を含め、数多く参加して参りましたが、池田料理飲食組合の一泊旅行は、参加するチャンスをずっと逃していました。というのも、池田は昔からの重鎮がたくさんおられ、私がお手伝いしなくても脈々と池田という土地柄、歴史は続いていたからです。しかし、高齢化でお体の都合で参加できない方たちが出るようになり、今回、はじめて旅行に参加させて頂きました。
    なによりも残念なのは、尊敬する不死王閣の岡本元会長と一度もご一緒できなかったことです。岡本元会長はJCの大先輩にも当たり、「昔ながらの豪傑(旦那衆)」と言うにふさわしい存在感をもつ池田でも最後の人であると思います。もしご一緒できていたら、昔の池田のこと、商いの面白いお話など、多くのことを聞かせていただけたのに……。そう思うと、人生、明日のない「今」を大切にしないといけないと、考えさせられる旅でもありました。
     
    旅の一日目は、私の故郷、明治村にある呉服座に行きました。なんと奈落(ならく)にまで案内してもらえるという嬉しい企画! 花道、奈落、楽屋の懐かしさ、響く子役の声と共に、私が子役と共に過ごした60年近く前の思い出が、一気に甦ってきました。舞台右から差す木漏れ日の下に、池田に流れている猪名川のせせらぎが聞こえてきそうな錯覚を覚えたほどです。時の流れの早さをしみじみと感じずにはいられませんでした。
     木戸の横にあった売店から流れてくる「関東炊き」のにおいとトイレの強烈なにおい。なにもない呉服座の入口にその香りを感じ取れる、いかに自分が呉服座と深く関わってきたのか……、と胸がいっぱいになりました。
     奈落は、私達が遊んでいた頃は「タヌキが出る」という伝説があり、よほどでなければ怖くて降りられませんでしたが、それでも時々子役たちと「かくれんぼ」をしたものです。その時は動かせなかった回り舞台の下で身を縮め、隠れた覚えがあります。そこここにいる私の子ども時代の幻影が走りまわって、涙が出るような感動でした。
     どういう経緯でここに残して頂けたかは分かりませんが、この明治村というスペースは、あらためて素晴らしい場所であり、私の原風景が味わえる大切な場所であると思いました。
    自由時間に組合の人々と分かれ一人でゆっくり裏道をゆくと、青春時代に逆戻りするかの美しいみどりの坂道!!
    少しの時間、一人旅を満喫した明治村!
    やはり時々は一人で訪れないといけない私にとって大切な場所かもしれません。

     旅の二日目は、お伊勢参りのツアーでした。お伊勢さんといえばJC(池田青年会議所)現役当時(約30年も前)、修養団というところがあり、JCでは毎年そこを訪れ、自己啓発、会社経営などの研修を受けていました。
    研修が終わり、日が暮れて怖いくらい蒼い月が出た頃、最初からしこまれた男性メンバーは、全て褌姿になって五十鈴川に浸かるのです。当時は女性会員がいるということを想定されていなかったので、私は河原で一人素っ裸になり、行衣に着替えて川に入った記憶があります。首まで浸かるのですが、真っ暗の中入るヌルヌルの川の怖さ、静けさは今でも生々しく感覚が甦ります。
    しかし怖さと同時に「これをして何になるんだ?」「こんな修行意味があるのか?」と考えがちな現代人にはない、仲間の「理屈ではない」純粋な姿への感動がありました。
     私がその五十鈴川の修行(笑)をしたのは夏でしたが、置いた手ぬぐいが凍るような冬にもやった人がいるというのですから、人間は意味のない無駄な行動の中に、自分の生き方、正しさを見つめるものかもしれません。
     五十鈴川を見て、私の美しく若い頃(笑)がまた一ページ甦りました。
     伊勢には赤福餅で有名な株式会社赤福が企画したという地域があります。その散策を通して、町おこし、村おこしもここまでできるものか…と感服して帰って参りました。



    舞台右側、池田では猪名川。窓を開ければ川風がすうっと入ってきそうな…


    この奈落がこわ〜いかくれんぼの場!!
    たぬきに化かされないように身体中アザを作りながら(ツメで手や足をつまみながら)かくれたものです。


    このみどりの空間が私の青春の場所
    誰もいないから余計に昔に戻れます
    美しい静かな時が流れます


    この五十鈴川の怖いほどの月光の中、男はふんどし、
    女一人の私は行衣で入水!
    真夜中の静けさが、冷たさが、思い出の中で輝いています
    posted by: shobentango | - | 01:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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